福島甲状腺検査、研究対象をデータ分析へ変更
福島県の甲状腺検査で、2020年に研究計画が検査そのものからデータ分析へ変更され、検査の倫理的問題が審査対象から外れる構造になっていた。
なぜ重要か
- •大規模な公的検査で、事業と研究の切り分けが倫理審査の範囲を左右する。
- •過剰診断や検査の任意性を誰が議論するのかが不明確になる。
- •医療データ活用では、データ解析だけでなく収集・運用段階の統治も重要になる。
数字で見る
- •県民健康調査には約1000億円の予算が配分された
- •検査対象は震災当時に県内に住んでいた18歳以下の約38万人
- •367人が悪性ないし悪性疑いと判定され、310人が手術を受けた
転用先
原文概要
福島県が県立医科大学に委託する甲状腺検査では、2020年に研究計画書が検査そのものを対象とする内容から、データ分析を対象とする内容に変更された。これにより、検査は県の事業、研究はデータ解析として切り分けられ、検査自体の問題が倫理審査の対象外となる構造が生じた。記事は、公文書と研究倫理の専門家への取材を通じて経緯を検証している。